通気方法の改善によって、処理量の増加が図れるケースがあります。特に、
1)通気設備を有していない
2)通気の目詰まりが多い
3)通気管のピッチが広い
4)空気の通り道が出来てしまう
5)発酵温度が上がりにくく、冬になると温度低下が激しい
などの状況に該当する場合、通気改善により大きく処理量を増やせる可能性があります。当社では通気の改善について多数の事例がありますので、ぜひご相談ください。
堆積型発酵槽で通気設備を有していない場合、ブロワ等の通気設備を後付けで設置することは困難です。コンクリート表面から深さ4cm程度の位置に鉄筋があり(かぶり厚さ、と言います)、ブロワ配管の溝(一般的には10cm程度です)を施工することができません。この深さの溝を施工するには、コンクリートを一度はつって、再度のコンクリート打設が必要となり、施工費用が高額になります。
当社の高圧通気システム、イージージェットであれば、深さ2㎝程度の溝施工で済みますので、現状の床面をはつることなく、コンクリートカッターによる溝施工だけで設置可能です。コンクリートの再打設に比べて費用も少なく、また工期も短くて済みます。また、既存施設を稼働させたまま1槽ずつ施工することも可能です。
その他の通気の課題についても、さまざまな改善事例より、お客様に最適の解決方法をご提案いたします。
ロータリー、スクープ型発酵槽で、温度の立ち上がりが遅い、原料が泥状化するなどといった症状が現れる事があります。ロータリーやスクープの特徴として、発酵槽内の原料の滞留時間が決まっているため、発酵初期の温度をいかに早く立ち上げるかが重要になります。イージージェットを部分的に導入することで、確実に温度を立ち上げ、発酵状況を改善することが可能です。
また、短期間で施工が完了するため、既存施設の稼働への影響を最小限に抑えます。
食品ゴミの堆肥化施設で発酵温度を改善するため、イージージェットを設置しました
寒冷地における生ゴミの堆肥化事例です
発酵不全状態だったロータリー発酵槽に高圧通気を導入し、処理量と臭気の改善を行った事例
高含水率原料の堆肥化で、泥状化していた処理状況を、通気改善により発酵温度上昇、悪臭低減など実現した事例
市内の給食センター等から発生する生ゴミを、悪臭なく堆肥化
高圧通気の導入により、処理量が大幅増加。通気にかかる電気代も削減できた
スラリー状の豚糞を、高圧通気+ロータリー撹拌機の組み合わせで低コスト処理、副資材費ゼロ
豚糞を高圧通気によって短期間&低コストで堆肥化
馬糞の省力型堆肥化。人手をかけずに、安定した処理能力を維持
堆積型堆肥舎にて、イージージェットジュニアを用いて、堆肥化の改善を行い、発酵期間短縮や堆肥品質向上を図った
乳牛糞堆肥化で発酵不全、堆肥化完了までの期間が長かったものを、高圧通気で期間短縮、省力化に成功した事例
域内最大の木くず等堆肥化施設。高圧通気により切り返し作業を抑制し、低コスト堆肥化を実現
10-20日間で堆肥化完了する、高速発酵パッケージの事例。
建築面積を、一般的な堆肥化施設の1/4に抑えることができました。
高含水率原料の堆肥化で、泥状化していた処理状況を、通気改善により発酵温度上昇、悪臭低減など実現した事例