いわき小名浜菜園様の導入後の経過です。
いわき小名浜菜園様では1日に40m3のトマト残さ(主に剪定した茎、葉、季節によっては商品にならない実なども大量に入る)が排出され、これを20日間で堆肥化しています。

写真1
農場から排出されたトマト残さ 農場横の堆肥上に運搬される
搬入したトマト残さはまず破砕機でカットされ、ロータリー撹拌槽に投入されます。撹拌槽の床面にはイージージェットが敷設され、発酵を促進します。青々とした葉や茎が好気性微生物によって分解され、翌日には温度が70℃以上に達し、数日間で茶色く変化します。本施設では20日間で堆肥化が完了し、完成した堆肥は近隣の農家や一般需要者に販売しています。

写真2
破砕したトマト残さ

写真3
トマト残さの拡大写真
写真4
発酵2日後の様子
(温度は70℃以上)

写真5
撹拌槽の正面から
(左は投入側、右は排出側。20日間で堆肥化)
発酵に関するデータですが、イージージェット敷設部分は酸素濃度も良好な状態を示しています。(写真6)また発酵温度についても、冬期において70℃以上を記録しており、順調と言えます。

写真6
堆肥中の酸素濃度

写真7
撹拌時の様子
当社ではイージージェットの納入後も、発酵データを菜園様と共有しながら定期的に訪問して運転に関するアドバイスを続けています。食品系残さのリサイクルの場合、その堆肥化のノウハウは家畜糞などとはかなり異なります。従って設置後の運転管理が非常に重要で、当社としてもとても力を入れている部分です。
いわき小名浜菜園様の場合12月訪問の際も発酵温度は70℃以上を維持し続けており、堆肥化も順調に推移しています。納入前は発酵温度も十分に上がらず、さらに発酵時の臭気などが課題でしたが、現在ではその両方とも解消しています。特に臭気に関しては、嫌気発酵特有の硫化系の悪臭がほとんどしなくなり、大きく改善しました。今後もフォローを続けながら年間を通じた安定稼働を維持していく予定です。
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