H市の農業集落排水施設から出る汚泥を堆肥化してリサイクル設備を納めましたので、概要をご報告します。
H市のうち、本設備の対象となるM地区の人口は約6,000人。この地域の生活排水を8か所の集落排水施設で処理しています。この8か所の処理施設を移動脱水車でまわって、脱水したケーキ(1t/日)を資源循環(コンポスト化)施設へ持ち込んでいます。
施設全景

移動脱水車
コンポスト化施設にはCモードシステムを納入しました。運ばれた脱水ケーキを、Cモードを使ってもみ殻と混ぜ、あとは堆積してコンポスト化します。発酵が終了した後は、乾燥して余分な水分を飛ばし、大半を戻し堆肥として再利用します。搬入量を100とすると、85程度は戻し堆肥として循環し、コンポストとして出荷する量は15程度です。
Cモード 撹拌装置
堆積の様子
堆積した処理物を掘り起こすと、かなりの高温になっており、盛んに湯気が出ます。発酵初期は汚泥がはっきりと確認できますが、日数の経過にともなって分解が進み、最終の乾燥段階ではほとんど視認できない程度になります。こうしてできたコンポストを、また戻し堆肥として利用するわけです。

発酵途中の様子

発酵途中の様子 拡大

完成したコンポスト
ところで、汚泥のコンポスト化の際の注意点として、汚泥には凝集剤が含まれているため、きわめて団塊化しやすいということが挙げられます。ローダーなどで混ぜると、すぐにサッカーボール大の塊になり、内部が嫌気発酵して良質の堆肥を作ることが難しくなります。Cモードシステムの撹拌装置は、そうした処理物を細かく粉砕しながら団粒化しますので、通気性が確保できてあとの発酵がとてもスムーズになります。
また、切り返しの頻度が少なくて済みますので、作業時間が短いことも特徴です。この施設では、維持管理にかかる1ヶ月の作業時間は20時間程度です。
本施設は供用開始後まだ日が浅く、持ち込まれる汚泥量も少ないのですが、これから徐々に増やしていく予定です。
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