6月より販売を開始しましたイージージェットJr.も、おかげさまで少しずつお客様が増えてまいりました。
今日はお茶ガラのたい肥化にご利用いただいているお客様の事例をご紹介したいと思います。
静岡県の日研フード様(従業員数231名、資本金13億円)は、天然調味料などを主力にさまざまな加工食品、食品原料などを製造していらっしゃる企業です。数年前よりお茶事業も手掛けられ、ペットボトル飲料向けの原料としてお茶を抽出してエキス化し、大手飲料メーカーなどへ供給されています。
抽出した後のお茶ガラ(性状は、家庭で出てくるお茶ガラと全く同じです)の有効利用法として、お茶ガラのたい肥化をしていらっしゃいます。
同社で毎日出るお茶ガラの量は約1トン。含水率も90%程度と非常に高くすぐに嫌気発酵してしまうため、その解消法としてイージージェットJr.をご購入いただきました。 

左: 原料のお茶ガラ 右: 堆肥舎(イージーJr.が差し込まれています)
ところでお茶ガラはもとは植物ですが、木や草などと違って窒素を豊富に含み、その割合は鶏糞と比べてもそん色ないほどです。お茶のほかにコーヒーのカスなどもよく似た組成を示します。(表1)


表1: 茶葉の組成(農工研 中村真人、柚山義人)
従って割と発酵温度は上がりやすいのですが、水分の高さも相まって、すぐに内部が酸欠状態になってしまいます。そこでその工程でJr.をお使いいただくと、内部に十分な量の空気を送り込み、面倒な切り返しを減らすことができるわけです。
実際に計測してみると、もとの原料は嫌気発酵による酸性を示し特有の臭気を発していますが、Jr.を使用し始めると徐々にアルカリに傾き、好気発酵が進んでいることがわかります。最終的に出来上がったたい肥はサラサラしてにおいもなく、非常に使いやすいものに仕上がっています。


左: イージーJr.の周辺の様子 右: 出来上がったたい肥 サラサラしている
ところで、日研フード様では農業に関して非常に先進的な取り組みをしておられ、社員食堂で出す野菜は有機栽培のものに限るというポリシーのもと、工場の敷地内に広大な農地を展開して有機農業をしていらっしゃいます。お茶ガラから作ったたい肥はこの農場で利用されるわけです。野菜の栽培はオーガニック課という部署が専属で担当していらっしゃいます。これは言葉にすると簡単ですが、これだけの規模の取り組みを続けられるというのは、並大抵の努力ではないだろうと感じました。
工場からゴミを出さないだけでなく、さらに進んで社員の健康維持に役立てるところまで昇華されていらっしゃる取り組みに、非常に感銘を受けた一日でした。

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