以前、出張で、中国は山東省の青島(チンタオ)というところへ行ってきました。 チンタオビールが有名なところですね。
そのチンタオの北に車で2時間(莱陽市)の場所に、アサヒビールが設立した農業法人「山東朝日緑源農業」があります。
中国野菜と言うと、残留農薬問題などアリ、現地の人からも信用を失っているという現状。 一方で食糧問題の解決は非常に急を要する課題でもある。


で、アサヒビールは中国で有機栽培をして、安全で美味しい農作物を中国内向けに提供しようじゃないかと、これはそういう取り組みです。


広大な敷地で乳牛を飼い牛乳を搾りながら、牛糞肥料を畑にまいて、化学肥料や農薬を使わずにイチゴやスイートコーンを栽培しているわけです。資本金は15億円で、伊藤忠も出資している。 農場の広さは100ha。 私が訪れたときは乳牛は200頭であったが、ちょうど頭数を増やしている最中で、直に600頭以上の規模になりますとのことだった。

ちなみに牛舎などの床は土がむき出しになっているそうだ。そのため糞の含水率は低い。糞尿は左の写真の堆肥舎に持ち込んで堆積し、堆肥化している。農場の広さからすると、まだまだ堆肥が不足していると説明を受けた。
自社ブランドの牛乳は生産しないのかと尋ねたら、1,000頭規模にならないと採算が合わないのでやらないとの回答だったが、どうやら今年の9月に新会社を設立し、製品化されたようだ。商品名は「唯品(ウェイピン) 純牛乳」
もともとアサヒビール自体は農業のノウハウがあるわけではないので、運営には相当苦労もされているようだった。しかし、この取り組みの意義は非常に大きいと思う。少し考えてみましょう。
今、多くの日本の消費者には、
中国=安いが品質は良くない
日本=高いが高品質、安全
という認識があるわけです。このアサヒの事業が成功して追随するものが現れてくるようになると(注記)、日本企業が中国で作った農産物が日本に輸出されるようになるかもしれない。すると上記の図式は崩れていくかもしれませんね。そのとき、日本の農業はどうするのか?そこを考えると、この事業は、単なる一企業の異分野進出という枠には収まらないと感じるのです。
注記:朝日緑源自体はあくまで中国内向けの生産しかしていません。


さてさて、ついでにチンタオのジャスコにも行きましたので、その写真も少し。左が売り場の風景。一方右は、有機野菜コーナーに並べられていたもの。有機栽培コーナーの野菜はすべてパック詰めされ、品質保証のシールが貼られています。当然価格は高いです。


もちろん、牛乳も売ってます。日本製の飲料やお菓子もたくさん並んでました。牛乳は袋詰めで売っているものが多いのには驚きました。(左の写真の左側のパック) ところで、この缶コーヒーの値札をよーく見てください。中国産の製品とメイド・イン・ジャパンでは、2.5倍!もの価格差です。

さて、中国について驚いたことをいくつか。
1.中国は空気が汚い!

もうびっくりするくらい、空気が汚いんです。常に真っ白で遠くは霞がかかってます。 あれ、ほこりなのか、排気ガスなのか、よく分かりませんけど。 北九州で中国由来の光化学スモッグが発生って、あの空気を見たらなるほどと思いますね(^_^;)
2.タクシーがボロい
これまたびっくりするくらい、ボロいです。ボロボロです(笑) シートなんて破れてたり黒ずんでたりは当たり前。 ちょっと座るの躊躇するくらいですよw ただ、サービスは割と良くて、逆に驚きました。もちろん料金は安いです。 オリンピックにあわせて、古いタクシーはかなり排除されたようですけど。それと、すぐにクラクションを鳴らすんですね。これはタクシーに限らず、どの車も、ビービー、ブーブー、常に鳴らしてる。ちょっと日本では考えられない光景です。
3.食事はうまい!
とにかく、すっげーウマかったですね。まず 初日に食べた海鮮料理、魚介と野菜を上手に使って、シンプルだけど大変美味しかった。 そして2日目に行った四川料理、これは感動モノでした! 特にカエルの炒め物。もうね、メチャクチャにウマかったです。劇辛なんだけど濃厚なうまみと風味があって、プリプリ、ムニュムニュとした肉を口に含むと、肉の甘味と芳香がじわっと染み出して、非常に美味。 機会があれば、アレ食べるためだけにまた行ってもいいと、それくらい良かった。
しかも、食べきれないくらい食べて(2人で4~5人前は食べた!)、ビールもたらふく飲んで、会計はなんと2人合わせてたったの1800円! とってもきれいなレストランで、大変リーズナブル。ビールはぬるいのがスタンダードですけど、頼めば冷やして持ってきてくれます。
そうそう。安いと言えば足ツボマッサージも、たっぷり1時間の施術でわずか1,000円程度。しかも丁寧ですごく気持ちよかった。クセになりそう(笑)
初の中国で色々とカルチャーショックも受けましたけど、良い体験が出来ました。

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