牛糞や豚糞、汚泥の堆肥化で、出来る限り水分を蒸発させたいと考える人は多いだろう。そこで、堆肥化の際に、簡単な方法でうまく水分を管理している事例があったのでご紹介します。(今回は概要のみをお伝えします)
ご紹介するのは隠岐潮風ファーム様の事例。肉牛を飼育し始めて3年目ながら、非常に優良な成績を出している。(9月の成績はすごいですねww)


破砕前の伐採木(左) 破砕後の状態(右)
当牧場は関連企業(産廃)が収集した伐採木を破砕したものを水分調整材として利用しているが、もっとも特徴的なのは、一次破砕の伐採木をそのまま敷料に使っている点。写真を見てもらうと分かるが、非常に粗い状態だ。

「牛への影響はありませんか?」と尋ねたところ、「まったくない。」とのこと。「ここでは牛の放牧もやってますが、放牧地のほうがよほど地面がゴツゴツしています。牛にとってはこういう凹凸よりはむしろ、寝床がぬれているほうがよほど嫌がります。ですから当牧場では、この敷料を50センチの厚さで敷くようにしています。」とのことだった。


牛舎から排出された敷料(左) 拡大画像(右)
敷料を変える頻度も非常に少ない。恐らく目が粗いために牛の体温などで水分が蒸散しているものと思われる。排出した敷料は堆肥舎に3mの高さで堆積し、一定期間が経過すると1mの小山にして切り返しを行っていた。(切り返しの頻度も非常に少ない)


ふるいにかけた後の状態(左) 拡大画像(右)
最終工程でふるいにかけて、粗いものは再利用する。出来上がりの含水率は1年を通じて40%程度。「乾きすぎているので、本当はもう少し水分が高いほうが良いと思う」とのことであった。
実は当社でも汚泥肥料で試験を行ったことがあるが、 粗い木チップを使って水分調整すると、堆肥化中の水分の蒸散が非常に進む。堆積表面から盛んに湯気が出るのが夏でも視認できるほどだ。このような堆肥化の方法にはふるい機が必要にはなるが、堆肥化の際の水分コントロールとしては極めて安価で効率の良い方法であると言える。


当社で行った汚泥の試験の様子(左) 内部温度は70度以上(右)
今回は概要のみの記事です。詳細については機会を改めてお伝えしたいと思います。
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