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島田義久ブログ

2008年10月15日(水) 15:56 【事例の紹介】 【仕事のスピードアップ】 【糞処理・汚泥処理】 【雑談汚泥肥料の乾燥-施設の設計について 1

 当社が過去に手がけた案件の話でも少し・・・

ある汚泥処理施設で「肥料の乾燥」設備を設けました。

イニシャルコストを抑えるため、床面の配管から温風を供給する単純な構造を採用しました。

 

kansousou.jpg

通常、この手の施設を作るときには「堆肥設計マニュアル」という設計書がよく用いられます。この案件でも同様でした。ただ、このマニュアルには「床から温風を供給して肥料を乾燥する乾燥槽」として燃料量などの試算方法も記されているものの、割とあいまいな書き方なので、発行元に確認すると「実施事例は確認されていない」とのこと。

仕方がないので当社で一から試算することにしました。なお、マニュアルでは化石燃料を使うパターンが紹介されていますが、この案件では諸事情から電気温風器を採用しました。        

                  ↑このように、単純に肥料を堆積させて床から温風供給した。

 

<温風器の選定>

汚泥肥料1t、含水率60%とします。これを40%に乾燥したい場合の計算式。温風器により24時間で乾燥するとします。

  対象乾物量 :400 kg

  対象水分量 :600 kg

  蒸発水分量 :333 kg

  堆肥の比熱 :0.8 kJ/kg℃

  水の比熱   :4.217 kJ/kg℃

  水の気化熱 :2,257kJ/kg

  上昇温度   :60℃(処理物の上昇温度)

 

A乾物(kW)=重量(kg)×比熱(kJ/kg℃)×上昇温度÷加熱時間(s)

        =400×0.8×60÷(60×60×24)

        ≒0.22kW

 

B水分(kW)=重量(kg)×比熱(kJ/kg℃)×上昇温度÷加熱時間(s)

         =600×4.217×60÷(60×60×24)

        =1.76kW

 

C蒸発(kW)=重量(kg)×気化熱(kJ/kg)÷加熱時間

        =333×2,257÷(60×60×24)

        ≒8.70kW

必要電力(kW)=(A+B+C)×120%

          =(0.22+1.76+8.70)×120%

          ≒12.82kW

 

ただ温風器の選定は基本的にこれでよいのですが(本当はもう少し余裕があってっも良いくらいでしたけど)、実施に当たってはちょっとしたノウハウが必要でした。

それはまた後ほど

 

 

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コメント(2)

松尾良治さんへの返信

松尾様

ご質問いただきありがとうございます。
120%は安全率となります。よろしくお願いいたします。

汚泥肥料の乾燥に関わり必要電力の計算式で120%としてあるのはなぜですか?

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