生ゴミ処理・汚泥処理・畜糞処理 堆肥化設備のプロフェッショナル

株式会社ミライエ

設立以来の黒字運営、町にとって必要不可欠な存在に

伯耆町産業課農林室 松本様

ありがたい事ですが、堆肥を作っても売れないというセンターが多い中で、当センターは需要に対し供給が追い付くのがやっと、という状況です。

一番の要因は、堆肥の品質の良さだと思います。

お使いになった方が口コミで広げて下さっていることからそう感じますし、販売所で県外のお客様から「良かったからまた買いに来たよ。」とのお声を頂く事も有ります。その他にも、堆肥を購入する為に軽トラックを買われた方、2時間以上かけて4トントラックで買いに来られる方もいらっしゃいます。

当センターは副資材に至るまでの原料を、無料で地域の皆様からご提供頂いています。そのおかげで皆様に安く販売する事が出来、喜ばれている要因の一つだと思います。

また、組合の方に取り組んで頂いている、経費節減や販売促進、センターのクリーン化の効果も大きいと感じています。


町としての役割は、効率化と製造量アップを目的とした施設整備だと考えています。

堆肥センター設立から、機械導入の経緯

-堆肥センターをつくるきっかけ

伯耆町は酪農家や畜産農家が多い地域です。家畜排せつ物に関する法律の施行がきっかけとなり、町で共同処理をすることになりました。 またその頃、馬のトレーニングセンターが町内に出来、水分量の少ない馬糞を堆肥の水分調整材として使うという意見がでました。どうせ作るなら販売しよう、と話がまとまりました。

タイミング良く色々と重なったと感じますね。

-機械や設備導入の経緯

当初から少人数で当センターを運営する事は決まっていたので、「省力化と効率化には機械の導入が必要」という答えは割とすぐに出ました。

島根県に堆肥化に関する機械を扱う良い会社があると聞き、ミライエさんに連絡を取りました。直接的な後押しになったのは視察です。伺った畜産農家さんでの運用状況が良く、機械の使用感も良さそうだということが分かりました。

平成16年度はCモードシステム、その後平成21年度は発酵設備のイージージェット、平成27年度には堆肥の自動袋詰め機をミライエから導入しました。袋詰め機は、袋詰め堆肥が伸びていることから機械化が決まりました。この様に省力化と効率化を考えるのも町の役割だと思います。

機械化の効果、堆肥づくりにかける思い

伯耆町堆肥センター 奥田様

-機械化の効果  

最初に導入された機械はCモードシステムでした。水分量の事なる馬糞と牛糞が良く混ざり、偏りなく発酵しましたし、何より丈夫なのがいいです。

その後量産化を目指すため、イージージェットが導入されました。イージージェットは発酵促進のための設備で、切返しの回数を減らせるという事でした。期待通り、導入後は回数が減り手間が省けました。堆肥を量産化する助けとなりましたね。

機械化しなかったら1人で運営するのは難しいと思います。堆肥化では水分調整が重要ですが、ローダーだけではきれいに混ざらない事を考えると、質の良い物は作れないと思います。

機械化は、省力化と品質向上の両方に効果があると実感します。


ミライエさんは点検に定期的に来てくれるので、安心して装置を使っています。

-堆肥づくりについて

私は農家をしています。当センターの堆肥を田んぼに入れたところ、土に力が付き、使用する肥料の量が減りました。うちのお米を食べた人から、「お米アレルギーの人も食べられた。」という話を聞いた時には、有機の力を感じましたね。

また、私は堆肥製造の専門知識を持っていません。しかし、子供の頃から農家が牛を飼い、牛糞を堆肥に使うという循環を間近で見ていましたから、堆肥を買われた方から「いい野菜が出来たよ。」と言って頂くのは大きな喜びです。

最近では、近くのカントリーエレベーターのモミガラの提供があり、副資材として使用しています。モミガラは分解されにくく、土に混ぜると間隙が出来るので水はけがよくなる等の効果があります。

この様に品質を向上させつつ、良質の堆肥づくりが継続出来ているのは、お客様の声、地域のつながりのおかげだと思います。

当センターに親しみをもって頂くために

-町の取り組み

町としては、町内の方に堆肥センターに親しんで頂く取り組みをしました。

保育園の子どもたちが描いた絵を載せたトラックを走らせ、原料の馬糞と牛糞から、製品にはバギューンと名付けました。「バギューン良いね。」とか、「バギューン買いに来たよ。」など、親しみを持って呼んで頂きたいと考えたからです。 

-現場の取り組み

担当する事になった当初、堆肥センターという場所は臭くて汚いというイメージがありましたから、まずは掃除を行う事にしました。

出来る範囲内ではありますが、堆肥を買いに来られた方がまた来たいと思って下さるように、リピーターになって下さるようにと考えながら管理しています。

堆肥事業の今後について

町は、当堆肥センターに期待しています。

畜産業が盛んな地域ですので、どんどん製造して、将来的にはホームセンターなど販売経路を増やしていきたいと考えています。
実は数年前に深刻な品不足に陥った事がありますが、二度とそうならないように気を付けています。

今後は需要に応じて、発酵装置であるイージージェット棟をもう一棟増設しようか、という声もあります。

農家は処理に困らず家畜糞を無料で処理できて嬉しい、町は利益が出て嬉しい、ユーザー様は良い堆肥が安く買えて嬉しい、とみんなが喜ぶ事業を更に発展させていけたら嬉しいですね。

伯耆町共同堆肥センターは、大山(だいせん)のふもとの鳥取県西伯郡伯耆町にあります。全体の運営については町、製造業務などは堆肥生産組合が担当されています。

良質な堆肥を製造し、長年黒字運営をされている全国でも珍しい堆肥センターです。

ScrollUp