生ゴミ処理・汚泥処理・畜糞処理 堆肥化設備のプロフェッショナル

株式会社ミライエ

場所

北海道虻田郡喜茂別町

処理物および処理量

生ゴミ(一般廃棄物)年間330トン

概要

喜茂別町と留寿都村からでる生ゴミ(事業系及び一般系)を堆肥にリサイクルする施設

実施策と効果

発酵不全の解消による悪臭の低減

過去に近隣の堆肥センターで悪臭トラブルがあったため、本施設では臭気のでない方式が望まれました。

施設内換気の改善による悪臭の低減

気温の低い地域であるため結露や悪臭の滞留がおきないよう施設設計しました。

通気の改善による発酵温度上昇

冬期間でも確実に温度上昇するシステムが必要でした。

副資材使用量の削減によるコストダウン

戻し堆肥方式を採用することで副資材の使用料を半分以下に抑えました。

省力化によるコストダウン

少ない人数での作業で運営できるよう省力化を図りました。

北海道喜茂別町にお納めした生ゴミのリサイクル施設の事例です。
本施設では、町民の出す生ゴミを回収してリサイクルし、良質な堆肥を生産しています。

他の寒冷地での実績、臭気の出ない点などが採用の決め手となりました。

この施設の特徴は3つあり、1つ目は臭気がほとんどないこと。(場内で一日中作業しても匂いが洋服につきません)2つ目は冬期でも高温発酵すること。そして3つ目は作った堆肥を戻し堆肥として利用できることです。

まず、臭気についてですが、高圧通気方式の採用により切り返しをなくすことで悪臭を抑えました。生ゴミ堆肥化でもっともトラブルになりやすいのが臭気問題です。生ゴミは、運搬された状態でpH=4前後と酸性に傾いており(生ゴミが腐敗するためです)、特有の酸っぱい臭気とアンモニアの混じった複合臭が発生します。

こうした原料の堆肥化で重要なのは、好気状態を保ってすばやくアルカリ側に移行させること、そして切り返しの際のガスの発生を抑えることが重要です。本施設では高圧通気システムを採用することで原料の隅々に酸素を供給し、切り返し回数を抑えることで悪臭発生の原因を抑制しています。

好気性を保つことで、発酵温度のすばやい立ち上げも同時に実現しています。

また、気温の低い地域では結露が発生しやすく、悪臭の原因となりやすいため、センサー付きの換気装置を導入し、施設内の適正な換気を自動制御しています。

処理フローですが、まず町内で発生した生ゴミを回収しトラックスケールで重さを量り、施設に搬入します。そのあと、施設内の生ゴミ仮置き場へ置き、重機を使って副資材(バークチップや戻し堆肥)と混ぜます。

混合した原料はイージージェット(高圧通気)の上に乗せ、一次発酵をします。原料は、6週間の発酵期間を経て堆肥になります。イージージェット上では、切り返しをほとんど行いません。
発酵温度は、堆積翌日には60℃以上に、2-3日目には80℃近くに達します。臭気はほとんどありません。

今後も定期的に原料や堆肥の分析を行い、また臭気レベルなどもモニターして、長期的な適正運転の維持を図る予定です。

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